自分でネジを切るときにタップやダイスを使いますが
雌ネジを切るときは割とうまくできるのですが
ボルトの様な雄ネジを切る時はダイスが斜めになってしまったりと
うまく行かない事の方が多いです。
完全に固定できるバイス(万力)が無いというのも問題なのですが
やはりネジを切る物にダイスを垂直に当てる必要があるのが問題なのです。
そこで以前にネットで観た事のある治具を作ってみることにしました。
ネットで観た物は真ちゅうの削りだしでしたが
そんな事はできないのであり合わせの材料を
メタルロック(接着剤)で貼り合わせてでっち上げます。
今回は5mmのロッドにネジを切るので
まず内径5mmのスペーサーを用意しました。
次にうちにある余りネジの山をあさって
ダイスの直径とほぼ同じ大きさのワッシャーを発見。
これはラッキーでしたがワッシャーの穴が
スペーサーよりも大きかったので直接貼り合わせることはできません。
さらにあさっていると丁度良い大きさのナットも発見。
これらを組み合わせて作ってみたいと思います。
まず補助材に使うナットのネジ山部分を削り取ります。
正直ここはボール盤なり垂直に穴を開けられる道具が必要ですね(^_^;
組み合わせた出来上がりのイメージはこんな感じです。
スペーサーの外径と補助材のナットの内径は
見積もりでは9mmと同じだったのですが
実際にはスペーサーの外径が9.2mmで
ナットに開けた内径が9mmと微妙に合わず
ナット側を9.5mmにしました。
そのために隙間ができてしまいガタが出てしまう事に。
そこでダイスに5mmのボルトを通して
そこにナットとスペーサーを通して
こんな感じで現物併せで接着することにしました。
万が一にもダイスに接着剤は付けたくないので
保護用の紙を挟みます。
次にワッシャーを接着します。
今度はワッシャーとスペーサーは
垂直にしたいので上からもナットで締めて固定します。
接着剤の硬化を待って完成です。
ダイスハンドルにセット。
こんな感じで使います。
ダイスでネジを切る際の問題点である
最初に垂直にダイスを噛ませる所までこの治具を使います。
ダイスが噛むと所までやったら治具を外して
普通にネジを切っていけます。
さて。これでうまくネジが切れるといいのだけど・・・(^_^;